ベランダでイチゴにアブラムシ
アブラムシと地味な戦いを続けている。
イチゴを観察し、発見したら払い落とす。
アブラムシが多すぎたら、その部分を切り落とす。
ちまちました作業でいらいらする。
ベランダのプランターに植えていると
3月~4月になるとアブラムシがやってくるのだ。
手順はこうなっている。
1,まず羽ありのアブラムシ(有翅雌成虫)飛来。
2,次に羽なしアブラムシ(無翅胎生雌虫)が増殖。
卵ではなく、直接幼虫を産んで多発。
3,密度が高くなるとふたたび羽ありアブラムシが発生し、分散。
風通しの良いベランダはアブラムシにとって
快適な環境なのだろう。
うちのベランダには高確率で発生する。
しかしイチゴ農家はどうしているのだろうか?
プロ農家にとってアブラムシの被害は限定的だ。
アブラムシ発生はコントロール可能なのである。
苦労するのはハダニ対策。
農家のやり方からアブラムシ防止の方法をぬき出してみる。
イチゴのアブラムシ対策1:防虫ネット
いちばん有効なのが外からの侵入を防ぐことだ。
アブラムシは風にのってやってくる。
それならば防虫ネットで防げばいい。
アブラムシの侵入を防ぐには
0.8ミリの目合いでよい。
イチゴのアブラムシ対策2:農薬
プロ農家はしかるべきタイミングで農薬を使う。
しかし趣味のベランダのイチゴなら
定番「ベニカXファイン」がおすすめ。
1匹でも発見したらしっかりスプレーする。
その後1ヶ月は虫除け効果が持続する。
イチゴのアブラムシ対策3:天敵
アブラムシの天敵はテントウムシ。
少々高いが購入できる。
逃げ出してしまわないよう人工的に作られた
「飛べないテントウムシ」である。
1ケースあたり50頭の幼虫が入っている。
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価格:4,620円 |
そしてコレマンアブラバチもおすすめだ。
アブラムシに寄生する小さなハチだ。
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価格:3,905円 |
コレマンアブラバチは密閉空間ならかなり有効だ。
農研機構という団体が、プロ農家むけに
コレマンアブラバチの使い方マニュアルを刊行している。
農研機構:バンカー法マニュアル
イチゴのアブラムシ対策4:環境整備
農家は害虫が発生しづらい環境を整備する。
ビニルハウス周りを除草。
ハウス内にも防草シートをしいて
害虫が繁殖する環境をつぶしていく。
ベランダを整理整頓して、
排水口周りまで清掃する。
イチゴのアブラムシ対策まとめ
アブラムシに有効なのは以下の方法だ。
1:防虫ネット
2:農薬
3:天敵
4:環境整備
収穫まであと1カ月。
どうにか「ベランダいちご狩り」を達成したいものだ。
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